2020.06.16
伝える力とは
コロナ禍のさなか、多くの企業や個人がオンライン化に舵を切りました。
分かりやすいところでは、オンラインミーティングとか。
ところが。
気持ちを伝えづらい気がする、なんて話もちらほら。
それに伴い、「この文章で内容が伝わるかどうか、チェックしてほしい」
という依頼も増えて来ました。
日常生活においては、コミュニケーションの90%以上が、
非言語コミュニケーションで成り立っているとも言われます。
目線、体の些細な動き、表情の変化といったボディ・ランゲージから
ファッションなども含めて。
オンラインは、それをある程度消してしまいました。
そこで、ボディ・ランゲージに無意識のうちに頼っていた人達が
いま戸惑っているのかな、なんて考えます。
ここで一度、言葉の力を考えてみましょう。
日本語は難しく、そしておもしろく、不思議な言語だと思います。
漢字をひらがなに変えるだけで、意味がまるで違ってくることもある。
例えば「頂く」と「いただく」とか、ね。
活字で伝える場合はそのあたりを注視していけばいいのですが、
では、オンラインの場合は何を?
基本的には自分のなかで日本語スキルがアップするよう、
日々さまざまな言葉に触れておく、ということかと思います。
そのうえで、ミーティングに臨む前には最低限論旨を整理しておく。
伝え方を間違えると、言葉の誤認が
コミュニケーションに災いをもたらすこともあります。
メールでもSNSでも書面でも、基本は同じ。
平成22年には、常用漢字にもだいぶ変化が起きています。
つまりそれ以前に義務教育を終えている人が知っている日本語と、
それ以後の人とでは、一部認識が異なることもある。
ま、結論としては相手を思いやることがすべて、でしょうか。
伝えることやそのための手段の本質は、ここだと思います。